日記

朝起きてなんだ気圧か、と思う。

昨日は睡眠時間が少なかったので仮眠を取りながら過ごした。

一日中、家にいると身体が怠くなるので、お昼過ぎにトークイベントの発券をしにコンビニへ行き、夕方の昼寝のあと川沿いを歩いてスーパーへ行った。

川沿いを歩いた時間がちょうど日没の時間で、太陽の最後の抵抗のような日射しが差していて、日傘越しでも身体にダメージがあった。

トークイベントで「書店員」という響きを聞いて自分のなかにあるなにかが反応したような気持ちになる。自分のいまの職種は職種名を出せばそれが企業名になる職種で、けれども、そのなかではイレギュラーな業務をしている。だから、マッチングアプリとかに記載するなら「工場勤務」とかになるのだろう、と思う。正社員ではあるが、変則勤務だし、大学時代のいわゆる「奨学金」だけでなく、高校時代に借りた奨学金もある。スタートラインに立てていない。

久しぶりに、大学を卒業してから数年ふらふらしていたときのことを思い出した。梅田の紀伊國屋ジュンク堂に行っては、本棚を睨むように眺め、日常の出口のようなものを探していた。いまだに休日がしんどいのは当時の日常感覚に一番接近するからなのかもしれない。

歌集を出すと、いつか自分が短歌をはじめたときのことを語るときがくるだろう。ハルカトミユキのオフ会に参加した帰りに葉ね文庫に連れて行ってもらったのが一番「あの日」感がある日なんだけど、その日の前夜的な日常のことをすっかり忘却していた。